院長ブログ|世田谷そのだ皮膚科|松陰神社前駅 東急世田谷線

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第11回実践皮膚科研究会

こんにちは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。

 

昨日は第11回実践皮膚科研究会を開催しました。

10人のやる気の満ち溢れる皮膚科医が集い、濃密な時間を過ごしました。

・疥癬・粉瘤・青色母斑・ケルスス禿瘡・Sweet病・DLE・クラゲ刺症・遠心性丘疹性紅斑・尖圭コンジローマ・悪性黒色腫・単純ヘルペス・自傷・Osler病・ケラトアカントーマ・DLBCL・滴状類乾癬・被角血管腫・有棘細胞癌・毛細血管拡張性肉芽種・Spindle cell sarcoma・Bowen病・日光角化症・汗孔腫・基底細胞癌・異物肉芽腫・菌状息肉症・乳房外パジェット病・陰嚢石灰沈着症・汗腺癌・硬化性萎縮性苔癬・隆起性皮膚線維肉腫・基底細胞母斑症候群・メルケル細胞癌・脂腺癌・好酸球性膿疱性毛包炎・円柱腫・伝染性軟属腫・SAPHO症候群・角層下膿疱症・ベッカー母斑・モルフェア・壊死性筋膜炎・水痘・アポクリン汗嚢腫・汗孔角化症・尋常性天疱瘡・ヘイリーヘイリー病・色素性痒疹・サルコイドーシス・アミロイドーシス・基底細胞腺癌・複合母斑・真皮内母斑・皮膚筋炎・多発性毛包上皮腫・落葉状天疱瘡・結核性リンパ節炎・進行性顔面片側萎縮症・Pajetoid 乳がん・バゼー症候群

 

お腹いっぱいです。

 

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世田谷そのだ皮膚科

園田広弥

 

 カテゴリー:皮膚科  2017年02月23日  コメント(0)

園田式 熱傷治療 & 抗ヒスタミン薬の使い方

こんにちは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。

 

今日は

「園田式熱傷治療&抗ヒスタミン薬の使い方」

 

という題で講演してきました。

 

熱傷治療については諸外国のガイドラインと国内のガイドライン、最新の論文を加味して当院で実施している診療内容を話しました。

抗ヒスタミン薬については、

何を隠そう

皮膚科オタクであると同時に、薬オタクでもある自分の知識を動員して話してきました。

どの科でもそうですが、扱う薬について深く理解することで、最適な薬剤を選ぶことができ

最大限に薬の効果を引き出すことが可能なのです。

処方する薬にはそれを選んで理由があり、使用方法も同様です。

 

 

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世田谷そのだ皮膚科

園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2017年02月01日  コメント(0)

ビラノア錠発売記念講演会in東京

昨日、新規抗ヒスタミン薬であるビラノアの講演会に参加してきました。

抗ヒスタミン薬とは皮膚科では主に、じんま疹やかゆみに用いる薬剤で花粉症の治療にも使われます。

 

東北大学大学院医学系研究科 機能薬理学分野 教授 谷内一彦先生 による

「ヒスタミンの生理作用と非鎮静抗ヒスタミン薬」

東京大学大学院医学系研究科・医学部 皮膚科学 教授 佐藤伸一先生 による

「抗ヒスタミン薬の正しい理解と効果的な使用法~新規抗ヒスタミン薬の特性をふまえて~」

 

の2演題を拝聴しました。

どちらの講演も非常にわかりやすく興味的な話で最新の知見に触れることができました。

 

眠気と効果が比例していると、未だに医師の中にもいるのが残念なのですがこれは間違いです。

効果の高さは 皮膚での受容体への結合率や親和性と関連しています。

眠気は、脳内の受容体への結合率や親和性と関連しています。

 

ここで大切なのが、

脳の組織の入り口には血液脳関門という柵のようなものがあります。

これがなければ効果と眠気は比例すると思います。

 

薬剤によって、脳内への移行しやすい薬と移行しにくい薬があります。

これは薬の効果とは全くの無関係です。

 

効果が高く、副作用が少ないのが 優れた薬剤だと思います。

 

脳への移行が特に多いのが第一世代といわれる古い抗ヒスタミン薬になります。

脳ではヒスタミンは大切な役割をしています。

抗ヒスタミン薬が中枢神経に及ぼす副作用として

眠気、認知機能障害、運動量の低下、肥満、過食

困ったものですね。

 

当然ですが、古い抗ヒスタミン薬は当院では処方しません。

 

 

また、

目薬からも脳へ到達して副作用を引き起こす可能性があるとのことです。おそろしや。

 

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園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2017年01月29日  コメント(0)

皮膚科講演会 Dcember2016

世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。

今日は講演会に参加してきました。

 

東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科 福田英嗣先生

「病型別に見た薬疹の検査法」

帝京大学医学部 皮膚科 多田弥生先生

「たかが乾癬、されど乾癬~治療が進歩して必要になった乾癬の臨床診断能力」

 

の2題でした。

 

薬疹については、最先端の情報を提供してもらいました。

死に至る可能性のある重症薬疹は、HLAという遺伝子レベルでの個性で発症が決まっている可能性があるとのことです。

いつか、生まれたらHLAを調べて合わない薬をあらかじめ知っておく時代が来るかもしれません。

薬疹は皮膚科がしっかり見るべき致死的疾患の一つなので、これからも勉強し続けたいと思います。

 

 

乾癬は、相模原病院時代のボスである朝比奈先生の専門であったこともあり、治療経験を多く持つ疾患の一つですが、病態解明および薬の進歩により治療はここ10年で飛躍的な進歩を遂げました。

 

ここで問題なのが、乾癬に見えて実は違う病気であることがあり、その病気は乾癬の治療薬が禁忌になっていることです。

具体的には

乾癬に見える皮膚リンパ腫です。

 

幸い、大学時代の上司や先述の朝比奈先生の後任のボスがリンパ腫の専門なので他の先生よりは経験はありますが、診断は難解なことが少なくありません。常に視野は広くもつべきと再認識しました。

 

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園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2016年12月15日  コメント(0)

第10回実践皮膚科研究会

世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。

 

昨日、第10回実践皮膚科研究会を当クリニックで開催しました。

昨年3月に立ち上げた研究会ですが、節目の10回を迎えられました。

研究会後の忘年会も含めると

総勢10名の皮膚科医が集い、様々な症例を供覧し意見をつきあわせることにより非常に有意義な時間を過ごせました。

 

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園田広弥

 

 

 カテゴリー:皮膚科  2016年12月11日  コメント(0)

ビラノア デザレックス エピデュオ

週末、土日で3つの勉強会、講演会に参加してきました。

じんま疹や痒み、花粉症の治療に用いる抗ヒスタミン薬の新薬が2種類発売されました。

ビラノアとデザレックスです。

抗ヒスタミン薬というのは眠気が出ることがあり車の運転に制限がかかっている薬剤が多いのですが

この新規2種類の薬剤は車の運転に制限がない副作用の少ない薬です。

 

本日はAllergy Symposium in Tokyo~デザレックス錠5mg発売記念~

という会に参加し

成育医療センターの大矢先生の話を拝聴しました。

内容は、行動科学的アプローチについてで斬新な内容でしたが。

 

二つの講演会が同日に開催されていたので 途中で抜け出し

 

エピデュオというニキビの新薬の新発売記念講演会に参加してきました。

全国から数百人の皮膚科医が集結していました。

メイン講演は ソウル大学の皮膚科教授の Dae Hun Suh先生の講演でした。

日本における、虎の門病院の林伸和先生のような存在で、林先生とともにニキビ治療の国際会議の参加メンバーとのことでした。

いろいろな話を拝聴できたのですが、

韓国では にきび治療には 健康保険が使えないそうです。

保険でにきびを治療できる日本は幸せですね。

医療費の高騰はかなりの問題なので各領域で健康保険が使えない病気や薬などが出てこないとも限りません。混合診療が全面解禁されたらそうなるかもしれませんね。

 

エピデュオゲルというのは、ディフェリンゲルとベピオゲルの合剤で画期的な薬ではあります。

同時に使うことに1+1が2以上になるシナジー効果があるとのことで、期待の新薬であります。

うまく使えると非常に優秀な薬であることがわかりました。

 

また、非常に興味深かったのが

にきび治療について、国間はもちろん、フロアの皮膚科医の認識や治療内容にも意識の統一はできていないようでした。

再確認にはなりますが、

同じ診断同じ治療薬でも、患者さんとの信頼関係や、疾患や治療方法への理解、実施頻度により治療効果は全く異なってきます。

内服薬は飲むだけですが、

外用薬では、塗る量や塗る頻度、塗り方、塗る順番など 様々な因子が存在します。

 

刺激や副作用があるものの効果がある治療薬をいかにうまく使えるかは皮膚科医としての腕の差がでてくるのだと思います。

 

クリンダマイシンの耐性菌の割合が49%とのデータが再度示されており

そうするとあの薬もいまいちなのかなだとか思ってしまいました。

 

これからも勉強を続け、効果の高い新薬については積極的に使用していこうと考えております。

 

 

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園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2016年12月04日  コメント(0)

第3回皮膚リンパ腫臨床・病理セミナー

世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。

今日は皮膚リンパ腫の勉強会に参加してきました。

皮膚リンパ腫は皮膚科医の中でも苦手としている先生が多い分野です。

わたくしは、大学にいた頃の指導医がリンパ腫を専門としていたことや前職の科長の専門がリンパ腫だったため、比較的身近な存在ではありました。

本日出てきた病名を列挙すると

リンパ腫様丘疹症(Lymphomatoid papulosis)

末梢性T細胞性リンパ腫、非特異(Peripheral T-cell lymphoma, NOS)

成人T細胞白血病・リンパ腫(Adult T-cell leukemia/lymphoma)

節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型(Extranodal NK/T-cell lymphoma, nasal type)

菌状息肉症(Mycosis fungoides)

セザリー症候群(Sezary syndrome)

原発性皮膚CD8陽性進行性表皮向性細胞障害性T細胞リンパ腫(Primary cutaneous CD8+ aggressive epidermotropic cytotoxic T-cell lymphoma)

原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫(Primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma)

 

病名が難しすぎます。

 

非常に勉強になりました。

 

 

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園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2016年11月30日  コメント(0)

第5回世田谷デルマトロジア

世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。

昨日は、世田谷区の皮膚科医中心で構成される勉強会(講演会)に参加してきました。

皮膚科と関連の強い他科の先生を講師としてお呼びする貴重な会です。

 

今回は

下高井戸駅で開業されている吉川内科医院の吉川 昌男先生による

褥瘡と下肢潰瘍の話でした。

 

褥瘡と下肢潰瘍は、難治なことが多く、

医師個人の力ではどうすることもできない様々な環境を整えなくては治療することができません。

その環境を整えられる病院はごくごくわずかなのが現状です。

 

大学病院で治すことができなかった重症の方をまさしくチーム医療と治せるものは治す信念で治癒させてきた貴重な症例を見せていただきました。

 

身が引き締まる思いでした。

 

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園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2016年11月18日  コメント(0)

目黒区皮膚科医会講演会

ご無沙汰しております。

世田谷そのだ皮膚科の園田です。

とあることにより更新が途絶えておりました。これからも頑張ります。

 

今日は、お隣りの目黒区の皮膚科の講演会に参加してまいりました。

当院から関東中央病院と並んで近くにある総合病院である東京医療センター皮膚科医長である吉田先生の講演でした。

 

東京医療センターで経験した貴重な症例を多数紹介していただきました。

稀な家族性高コレステロール血症や診断に苦慮した壊疽性膿皮症、赤痢アメーバによる皮膚潰瘍など興味深い症例を供覧しました。

 

日々、皮膚科道を一歩一歩進んでまいりたいと思います。

 

 

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園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2016年11月10日  コメント(0)

第9回実践皮膚科研究会

こんばんは。

今日は第9回実践皮膚科研究会を開催しました。主要メンバーの石井先生が当直で来られなかったのは残念でしたが、濃密な皮膚科の時間を満喫しました。

今回扱った疾患は

好酸球性膿疱性毛包炎

臀部慢性膿皮症

酒さ

Gianottie症候群

成人Still病

Laugier-Hunziker-Baran症候群

脂漏性角化症

基底細胞癌

白癬

多形紅斑

神経線維腫

単純ヘルペス

疥癬

粉瘤(アテローマ)

炎症性粉瘤(炎症性アテローマ)

石灰化上皮腫(毛母腫)

扁平疣贅

Bowen病(ボーエン病)

日光角化症(光線角化症)

類乾癬

毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)

異物肉芽腫

リンパ腫(びまん性大細胞性B細胞性リンパ腫)

サットン母斑

丹毒様癌

マダニ刺症

菌状息肉症

悪性黒色腫(メラノーマ)

肉芽腫性口唇炎

非特定型末梢性T細胞リンパ腫(PTCL-NOS)

Bowen癌(ボーエン癌)

後天性指趾被角線維腫 acquired digital fibrokeratoma

アミロイドーシス

外傷性粉瘤(外傷性アテローム)

血管肉腫

爪悪性黒色腫(爪メラノーマ)

酒さ様皮膚炎

剣創状強皮症

有棘細胞癌

皮膚筋炎

 

本当に皮膚科の疾患って豊富です。これでも皮膚科全体の病気からしたらごく一部です。日々是勉強です。

会を重ねるごとに、自分も含め中心メンバーの臨床力が確実に上がっています。これからも続けていきたいと思います。次回は記念すべき第10回です。12月を予定しています。

 

 

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世田谷そのだ皮膚科

園田広弥

 カテゴリー:皮膚科  2016年10月26日  コメント(0)