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皮膚科講演会 Dcember2016
世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
今日は講演会に参加してきました。
東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科 福田英嗣先生
「病型別に見た薬疹の検査法」
帝京大学医学部 皮膚科 多田弥生先生
「たかが乾癬、されど乾癬~治療が進歩して必要になった乾癬の臨床診断能力」
の2題でした。
薬疹については、最先端の情報を提供してもらいました。
死に至る可能性のある重症薬疹は、HLAという遺伝子レベルでの個性で発症が決まっている可能性があるとのことです。
いつか、生まれたらHLAを調べて合わない薬をあらかじめ知っておく時代が来るかもしれません。
薬疹は皮膚科がしっかり見るべき致死的疾患の一つなので、これからも勉強し続けたいと思います。
乾癬は、相模原病院時代のボスである朝比奈先生の専門であったこともあり、治療経験を多く持つ疾患の一つですが、病態解明および薬の進歩により治療はここ10年で飛躍的な進歩を遂げました。
ここで問題なのが、乾癬に見えて実は違う病気であることがあり、その病気は乾癬の治療薬が禁忌になっていることです。
具体的には
乾癬に見える皮膚リンパ腫です。
幸い、大学時代の上司や先述の朝比奈先生の後任のボスがリンパ腫の専門なので他の先生よりは経験はありますが、診断は難解なことが少なくありません。常に視野は広くもつべきと再認識しました。
世田谷区世田谷4-1-3世田谷医療COMMUNITY4階
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園田広弥
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