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第3回皮膚リンパ腫臨床・病理セミナー
世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
今日は皮膚リンパ腫の勉強会に参加してきました。
皮膚リンパ腫は皮膚科医の中でも苦手としている先生が多い分野です。
わたくしは、大学にいた頃の指導医がリンパ腫を専門としていたことや前職の科長の専門がリンパ腫だったため、比較的身近な存在ではありました。
本日出てきた病名を列挙すると
リンパ腫様丘疹症(Lymphomatoid papulosis)
末梢性T細胞性リンパ腫、非特異(Peripheral T-cell lymphoma, NOS)
成人T細胞白血病・リンパ腫(Adult T-cell leukemia/lymphoma)
節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型(Extranodal NK/T-cell lymphoma, nasal type)
菌状息肉症(Mycosis fungoides)
セザリー症候群(Sezary syndrome)
原発性皮膚CD8陽性進行性表皮向性細胞障害性T細胞リンパ腫(Primary cutaneous CD8+ aggressive epidermotropic cytotoxic T-cell lymphoma)
原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫(Primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma)
病名が難しすぎます。
非常に勉強になりました。
世田谷区世田谷4-1-3世田谷医療COMMUNITY4階
松陰神社前駅より徒歩2分
三軒茶屋駅より7分 豪徳寺駅より9分 下高井戸駅より13分
園田広弥
にんにく注射2
にんにく注射を理解するのに手こずっております。
様々な医院でにんにく注射に関する説明がされておりますが、残念ながら正しくはなさそうな情報があふれております。
にんにく注射と、にんにくは関係ないとのコメントも多くみられますがそんなことは全くありません。
大きく関係あります。
にんにくは滋養強壮に効くイメージを持っている人は多いと思いますが、にんにくに含まれているアリシンという成分がビタミンB1(チアミン)と結合することにより、アリチアミンとなりこの成分が非常に優秀であることがわかったのです。ビタミンB1を多く含む豚肉とにんにくを一緒に食べることによりビタミンB1が非常によく吸収されます。この現象を人工的に作成したのがアリチアミンです。
チアミンよりも 吸収率がよく 持続性が高いのです。
アリチアミン
アリチアミン
アリチアミン
アリナミン
と商品名が命名されました。
アリチアミンは非常に優秀なビタミンB誘導体ですが、にんにく臭が強く
にんにく臭を抑えるべく改良されたのが
フルスルチアミンです。
アリナミンFです。
次回へ続く
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園田広弥
にんにく注射
こんばんは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
にんにく注射については懐疑的な立場でありました。
芸能人・スポーツ選手が多く利用していたことで名前が知れているにんにく注射ですが、主成分はビタミンB1誘導体のフルスルチアミンです。
スタッフに、にんにく注射をしてみたところ
元気になりました(笑)
こっそり、プラセボ(偽薬=ただの水)を投与してシングルブラインドの試験をやってみたいところです。
有名なにんにく注射ですが、調べてみるとどのクリニックも値段もまちまちで
成分もほとんど明かされていません。
ビタミンB1には何種類も存在します。
どれでもいいのでしょうか。
ビタミンB1はアリナミンが有名です。
調べてみると所謂ビタミンB1のチアミンという物質は消化管からの吸収が悪く
改良されたのがフルスルチアミンのアリナミンFであります。
ん?
点滴は直接いれるのだから何でもいいのではと思いましたが
少し掘り下げてみました。
単純比較はできませんが
とある
チアミンを血管に投与した時の半減期(濃度が半分になるのにかかる時間)
は 1.3時間
フルスルチアミンを血管に投与した時の半減期
は 8.7時間
フルスルチアミンってすごいんですね。
いつから、始めるかはまだ未定ですが
当院では当然フルスルチアミン(アリナミンF)を使用する予定です!!
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園田広弥
第5回世田谷デルマトロジア
世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
昨日は、世田谷区の皮膚科医中心で構成される勉強会(講演会)に参加してきました。
皮膚科と関連の強い他科の先生を講師としてお呼びする貴重な会です。
今回は
下高井戸駅で開業されている吉川内科医院の吉川 昌男先生による
褥瘡と下肢潰瘍の話でした。
褥瘡と下肢潰瘍は、難治なことが多く、
医師個人の力ではどうすることもできない様々な環境を整えなくては治療することができません。
その環境を整えられる病院はごくごくわずかなのが現状です。
大学病院で治すことができなかった重症の方をまさしくチーム医療と治せるものは治す信念で治癒させてきた貴重な症例を見せていただきました。
身が引き締まる思いでした。
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園田広弥
目黒区皮膚科医会講演会
ご無沙汰しております。
世田谷そのだ皮膚科の園田です。
とあることにより更新が途絶えておりました。これからも頑張ります。
今日は、お隣りの目黒区の皮膚科の講演会に参加してまいりました。
当院から関東中央病院と並んで近くにある総合病院である東京医療センター皮膚科医長である吉田先生の講演でした。
東京医療センターで経験した貴重な症例を多数紹介していただきました。
稀な家族性高コレステロール血症や診断に苦慮した壊疽性膿皮症、赤痢アメーバによる皮膚潰瘍など興味深い症例を供覧しました。
日々、皮膚科道を一歩一歩進んでまいりたいと思います。
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園田広弥
超音波導入
こんにちは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
昨日書いた、パッチテストの記事ですがつい2-3週間前にほぼ同様のことを書いていましたね。
涼しくなる=パッチテスト と刷り込まれているようで、つい筆がすすんでしまいました。
単なるボケと言えばそれまでですが。
昨日は昼休みにスタッフが
サリチル酸マクロゴールピーリング+イオン導入(超音波導入)
の施術を受けました。
超音波導入とイオン導入を同時に行うことができる優れものです。
時間の関係で、アルジネートマスクを用いた処置は行えませんでしたが、
施術直後に色が白くなり、肌の張りを実感していました。
今日は化粧ののりが全然違ったとのことでした。
ピーリングの効果で肌は当然ゆで卵肌。
今後が楽しみです。
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園田広弥