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オテズラ錠発売1周年記念講演会
こんばんは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
今日はオテズラの発売1周年記念講演会に参加してきました。
全国から乾癬治療に携わる500余名の皮膚科医が集いました。
日本の乾癬治療を引っ張るご高名な先生たちのやや密なスケジュールで行われた濃密な時間でした。
旭川医科大学 名誉教授 飯塚一先生
大阪大学 医学系研究科 皮膚科学 名誉教授 吉川邦彦先生 による
「元祖cAMPによるオテズラ談~あの時代を超え、今を語る」
名古屋市立大学 大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科 教授 森田明理先生による
「乾癬治療ジャーニーon the way:治療ゴールを見据えて」
廣仁会 札幌皮膚科クリニック 副院長 安部正敏先生
NTT東日本関東病院 皮膚科 部長 五十嵐敦之先生
東京医科大学 皮膚科学分野 教授 大久保ゆかり先生
日野皮フ科医院 院長 日野亮介先生による
症例提示とパネルディスカッション
を拝聴しました。
オテズラとは免疫を調整する薬で米国で2014年に発売されて以降、世界中で爆発的に使用されている乾癬に対する内服薬です。
一番の特徴は、副作用が少ないことです。その割には効果が高いです。
副作用が少ないため、他の治療との併用も可能なのです。
日本ではすでに16000人の患者さんに使われているということで、これは強力な様々な注射製剤(生物学的製剤)の総計に匹敵する数になります。
当院でも若干数ではありますが、使用経験があります。
他の全身療法より圧倒的に副作用は少ないのですが、残念ながら無効例もあり
また、無効かと思っているとじわじわ効いてくる症例があることもわかってきました。
適切に使用提案をできればと思います。
乾癬には現在は様々な治療があります。
ステロイド外用療法、ビタミンD3外用療法、ステロイドとビタミンD3の配合薬療法、光線療法(ナローバンド、エキシマライト)、ネオーラル内服療法、チガソン内服療法、オテズラ内服療法、生物学的製剤療法
この全ての治療経験のある開業医は実はかなりの少数であります。
生物学的製剤は現在は当院では行えませんが、適切な施設をご紹介いたします。
乾癬でお困りの方はご相談ください。
世田谷区世田谷4-1-3世田谷医療COMMUNITY4階
松陰神社前駅より徒歩2分
三軒茶屋駅より7分 豪徳寺駅より9分 下高井戸駅より13分
園田広弥