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悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節転移に対する完全郭清と経過観察との比較
こんばんは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
今日は、世界有数の論文雑誌のNew England Journal of Medicineに興味深い論文が投稿されていました。
皮膚癌の中でも悪性度の高い悪性黒色腫(メラノーマ)ですが、
一時期より、リンパ節転移に対する治療については議論になっていました。
はじめに転移するであろうリンパ節に転移があった場合に
その他のリンパ節を切除することに意味があるのだろうか。
ある種の癌は少しでも転移があるだけで、全身に転移していることと同義であり
局所療法は意味をなさない可能性があるのです。
国際共同試験で、1934例と1755例において
リンパ節郭清しても、
生存期間が延長しなかったとのことです。
手術療法の限界を知ることは大切だとは思います。
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園田広弥
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