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乾癬の外用療法を考える
こんばんは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
水曜日は、観劇のあとに
「乾癬の外用療法を考える」
という講演会に参加してきました。
杏雲堂病院 薬剤科長 大谷 道輝先生による
「マヨネーズは水で洗え!-基剤から考える外用剤の混合ー」
と
札幌皮膚科クリニック 副院長 安部 正敏先生による
「乾癬治療新アベノミクス!~患者ファーストの外用療法とは?~」
の2演題を拝聴しました。
乾癬に限らず、外用療法 皮膚に薬を塗る治療法というのは
飲み薬と比べて副作用が少なくいい治療なのですが
面倒である
という欠点があります。
日本には多くの薬剤が小さなチューブの塗り薬しかありません。
それなりの面積になると、塗り薬を塗るだけでも重労働です。
実際、みずむしの治療は両足に数か月の間塗り薬を塗り続ければ
完治するのですが
塗り続けられる人は多くはありません。
主に塗りやすくするために薬剤を混合するのですが、
世の中には、問題のある混合があふれているのが現実です。
混合の内容によっては
効果を落とすための混合が、落ちていなかったり、逆に向上していたり
効果の向上のためとの混合が、すごく落ちてしまっていたり
当院でも混合薬は使用していますが、熟考をしたうえで組み合わせを決めて使用しております。
安部先生の話は、
皮膚科の講演の中で
今 日本で一番面白いのではないでしょうか。
面白いために、話を集中することができ
患者さんを多く見ているからこその臨床のエッセンスがちりばめられているとてもためになる話を聞くことができました。
さっそく、昨日の外来で、おとといの話が役立ちました。
世田谷区世田谷4-1-3世田谷医療COMMUNITY4階
松陰神社前駅より徒歩2分
三軒茶屋駅より7分 豪徳寺駅より9分 下高井戸駅より13分
園田広弥
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