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第13回河田町皮膚科塾
こんばんは。世田谷そのだ皮膚科の園田広弥です。
昨日は、東京女子医科大学病院で開催された河田町皮膚科塾に参加してきました。
メイン講演を予定していた先生がインフルエンザでダウンとのことで
世田谷区でも猛威をふるっているインフルエンザ恐るべしです。
東京女子医大皮膚科 准教授 常深祐一郎先生 による
「タクロリムス外用薬を活用する」
を拝聴してきました。
タクロリムス外用薬というのは、わが母校でもある筑波大学の近くにそびえる筑波山の土壌から発見された成分です。
肌の炎症を抑える塗り薬は、ステロイドのみでありましたが、タクロリムスの登場により治療には変革が起こりました。
長期的な副作用はステロイドよりも圧倒的に少ないすぐれものです。
副作用が少なく、しかも健全な肌からは吸収されないため予防的にも使用しやすい優れものです。
ステロイドにはない作用も多く持っており、
ステロイドが炎症を抑えることによりかゆみをとるのに対して、タクロリムスはかゆみ関連物質に直接働きかゆみを抑制することができます。
当院ではすでに積極的にタクロリムス軟膏(プロトピック)を導入しておりますが、今後も使い続けたいと思います。
世田谷区世田谷4-1-3世田谷医療COMMUNITY4階
松陰神社前駅より徒歩2分
三軒茶屋駅より7分 豪徳寺駅より9分 下高井戸駅より13分
園田広弥
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