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帯状疱疹
帯状疱疹
帯状疱疹
概略
「みずぼうそう(水痘)」に罹ったことのある方は、治った後もウィルスは全滅せずに神経の奥底に潜んでいます。そのウィルスがストレスや、心労、肉体疲労、加齢などによって再活性化して神経の走行に沿って水疱が多発します。神経の走行に沿って皮疹が出現し帯のように見えるため帯状疱疹と呼ばれています。神経の走行に沿って痒みや違和感や痛みを生じるのが特徴です。発症後1か月以上痛みなどの症状が続く帯状疱疹後神経痛に移行することがあります。
原因
水痘・帯状疱疹ウィルスというヘルペスウィルスの一種が引き起こす感染症です。
検査
経過と痛みなどの症状、皮疹から診断します。診断がつかない場合は水疱の内容物を染色して顕微鏡で見る検査(ツァンク試験)により診断を行います。
血液検査での診断はできません。
治療
ウィルスの増殖を抑える内服薬で治療を行います。
ファムシクロビル、バラシクロビルを1週間内服してもらい治療します。
症状や状態によっては点滴治療が必要になります。その場合は、入院が必要になりますので適切な病院を紹介いたします。
痛みに対しては、症状に応じた鎮痛薬を処方します。