手術 粉瘤
手術 粉瘤
当院で行う治療
粉瘤手術(くり抜き法)
粉瘤とは、毛穴が拡張してできたふくろ状の構造物の中に垢が貯留してしまう皮膚のできものです。内容物は軟らかいのでそれを利用し、小さい孔から内容物を排出しふくろを摘出するのがくり抜き法です。
① 粉瘤のへそを同定
粉瘤は毛穴から発生している皮膚のできものなので、皮膚表面に開口しています。粉瘤のへそと呼ばれています。へその同定を誤ると、腫瘍の取り残しにつながり再発率が増してしまいます。
② ベッドに横になってもらいます
手術を行うに適切な姿勢をベッドの上でとっていただきます。
③ 滅菌手袋の使用
手術用の手袋は滅菌され無菌状態の手袋を使用します。
④ 消毒
体であれば、クロルヘキシジン含有アルコールで消毒をします。顔や粘膜の近くであれば、塩酸ベンザルコニウムで消毒をします。※アレルギーがある場合を除く。
⑤ 清潔野の確保
滅菌された孔が開いている布を配置し清潔野を確保します。手術を行うにおいて、清潔野の確保はとても大切です。術後の傷の治りや、術後感染率に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 局所麻酔
針は29-31Gのとても細い針を用いて丁寧にゆっくりと局所麻酔を行います。針の太さは数字が大きくなるほど細くなるのですが、25-6Gの針を使用している施設もございます。皮膚とふくろを剥離するようにゆっくりと広範囲に麻酔します。注射時の痛みは緩徐に注入する方が少ないことが知られています。
⑦ くり抜き
円形の刃がついたトレパンという器具(2-6mm)で粉瘤のへそを中心にふくろを貫通する深さまでくり抜きます。
⑧ 圧出
手を用いて圧迫することにより粉瘤の内容物を押し出します。圧迫のみで、ふくろも摘出できる場合もあります。
袋の摘出
孔より、鑷子(ピンセット)と剪刃(はさみ)を用いて丁寧にふくろを剥離、摘出します。
洗浄
場合によって、生理食塩水で内部を洗浄します。
縫合
場合によって、縫合し終了です。縫合糸はETHICON社のETHILONやPDSⅡを用います。
圧迫
ガーゼでしっかりと圧迫して終了です。
医院名 |
世田谷そのだ皮膚科 |
院長 |
園田広弥 |
診療科目 |
皮膚科・腫瘍皮膚科・アレルギー科 小児皮膚科・美容皮膚科 |
住所 |
〒154-0017 世田谷区世田谷4-1-3 世田谷医療COMMUNITY 4階 |
TEL |
03-3420-5005 |
最寄り駅 |
東急世田谷線 松陰神社前駅より徒歩2分 世田谷駅より徒歩6分 |
駐車場 |
共同駐車場6台分有り |
休診日 |
日・祝 |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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09:30~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ★ | - |
14:30~15:00 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | 手術 | - | - |
15:00~18:30 | ● | ● | ● | ● | ● | - | - |
★9:30~14:30
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